防音の種類と特徴

防音の種類と特徴

騒音の5つの特徴

防音の種類と特徴

防音とは

「防音」とは、室外の不要な音が室内に入ったり、自分が出した室内の音が外に漏れたりするのを防ぐことをいいます。
主に、「遮音」、「吸音」、「防振」などの種類があり、壁・床・天井・ドア・窓やその隙間、さらには電化製品・家具などに施します。
「防音」という言葉自体には概念的なものしかなく、実際には「遮音」や「吸音」などのために行う方法・対策のことを指します。
防音の種類と特徴
防音は、目的に応じて、遮音と吸音の両方をバランスよく設定することが大切です。
特に、音楽やホームシアターを楽しむ場合には、空間を考慮し、遮音と吸音のどちらも綿密に計算された「音場」を作る必要があります。

どちらか一方だけ、また、壁・床・天井・ドア・窓やその隙間だけといった一部分の防音対策では、満足な防音効果を得られません。
防音は、その目的、要望、予算、周囲の環境や建物の構造など、さまざまな面を考慮して、いろんな対策方法からベストな形の音響設計を立てる必要があります。

遮音

遮音とは、「音を遮ること」で、壁・ドア・天井などにぶつかった音を跳ね返して、外に漏れ出さないようにすることです。
遮音性能の低い部屋では、隣室から話し声、テレビの声、水を流す音、掃除機や洗濯機の音などが聞こえやすくなります。
遮音性が高いと、当然、音漏れの心配は少なくなります。

しかし、高くなればなるほど、必要以上に室内で音が反響するようになり、かえって、音が聞き取りにくくなったり、本来とは異なる音色になって聞こえたりする場合があります。
それを適正な状態にするために、吸音の対策が同時に必要になります。
防音の種類と特徴

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吸音

吸音は、「音を吸収する」ことで、音の反射を防いで、音が外に漏れたり、室内で必要以上に反響してしまったりするのを抑制することをいいます。
細かい穴(細孔)をたくさん持つ素材が音を取り込み、拡散させて、音を吸収します。

吸音性が高いほど、反射する音が小さくなり、音がクリアに聞こえるようになりますが、その反面、音の反響を失い、無味乾燥な音になってしまいます。
聞き心地の良い、豊かな音にするためには、遮音と吸音を適切なバランスに設定することが大切です。
防音の種類と特徴

防振

防振とは、「振動の伝わりを防ぐこと」です。
ゴムマットなどの防振材を設置することにより、大型の冷蔵庫や洗濯機、スピーカー、ピアノやドラム、エアコン、送風機などから出る振動を抑え、階下への振動音(個体伝播音)の低減を図ります。
防音の種類と特徴
残響とは、音源が止まっても、壁面などの反射によって残る<音の響き>のことです。
残響が続く時間を「残響時間(RT)」といい、長すぎても短すぎても、望ましい結果になりません。

残響時間を適切に設定し、しっかり音響設計することで、つややかで厚みがあり、豊かな音色を生み出す「音場」を作ることができます。
音楽鑑賞やホームシアター、楽器演奏を目的とする防音対策においては、特に残響時間の設定が大切です。
防音の種類と特徴

防音とは、単に遮音や吸音の効果を高めるだけでは満足な効果を得られず、その環境や目的から計算された綿密な音響設計が必要なものなのです。
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